2009年11月08日

恐怖!歯周病

歯が痛い…。そう感じたのは先月、ニューヨーク旅行へいく10日くらい前のことだった。 僕は 「虫歯のまま飛行機に乗ると想像を絶する激痛が走る」 という噂(事実らしい)を知っていたので、正直ちょっとだけ怯えていたけれど、搭乗前に服用したナロンエース(痛み止め)が功を奏したのか、飛行機による歯痛を感じることは終ぞなかった。しかし、それでも帰国後に歯痛はぶり返し、僕は歯医者へいく決心をした。

「虫歯はないけど、歯周病が進行していますね〜。」 歯医者の先生はそう言った。
…歯周病?そんなまさか。僕があの悪名高い歯周病にかかっているというのか。先生の言うことがちょっと信じられなかった。というのも、僕は毎食後の歯磨きを欠かしたことがないし、おそらく普通の人がそうする以上に、丁寧なブラッシングを心がけてきたからだ。にもかかわらず、僕の歯茎は普通の人の2倍近く痛手を負っているらしく、歯痛もそのため(出血)によるという先生の言である。 先生曰く、歯を磨いていると思っていても、実際に磨けていない人が圧倒的に多いらしい。
歯周病を治療するには、ともかく丁寧なブラッシング(とくに歯周ポケットと歯間部位)しかないのだと先生はおっしゃった。おお、歯周病って治るんですか!それは良かった、安心しました。先生から徹底した歯磨きレクチャーを受けた後、看護婦さんに歯石というものを削ってもらった。これは歯の磨けてない部分に歯垢が固まって石塊化?したもので、これを除去するだけで歯周病治療に大きな効果があるのだと言う。気のせいかもしれないけれど、歯石除去後は歯がとても軽くなった気がした。

それからというもの、僕は先生の指示通りに歯磨きをして、もちろん歯間ブラッシングもするようになった。意外かもしれないけれど、歯と歯の間に隙間があるのは正常なのだ。だから、人間は本来ならすべての歯と歯の間に歯間ブラシが通るようになっている。しかし、歯間ブラシが通らないようになっている部位があったら注意が必要である。歯と歯の間に隙間がないのは、歯肉が腫れてもりあがっているからであり、それはあなたの歯が歯周病の危険に晒されているというサインでもある。
とまあ、そんなこんなで、僕は随分と歯磨きに真剣な男になってしまった。今は歯ブラシ1つとっても、歯周ポケット専用と奥歯専用のタイプを使い分けているし、それに加えて歯間ブラシも欠かさない。さらに、歯磨き後にはGUMのデンタルリンスで歯周病原性破片を完全除去している。…完璧だ。これでしばらくは歯医者さんに行かなくて済むだろう。僕は自分の口を大きくを開けた、無防備でみっともない馬鹿っ面を、綺麗な看護婦のお姉さんに見られるほうが、歯痛よりもよっぽど苦痛なのだ。

 
posted by 岩淵元紀 at 02:34 | 私生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

トレーダーの条件

かつて、FX(外国為替証拠金取引)が高い注目を集めていた時期がありました。具体的にいうと、2005年からサブプライム問題が浮上する2007年あたりまでの、いわゆる円安トレンドだった円相場の時期です。この時期は「米ドル/円」でさえあれば、どんな素人でも利益が出る状況で、カリスマトレーダーとか何億円も稼ぐ主婦とか、そのような投資家ではない一般人までもがもてはやされ、FXは金融市場の一世を風靡しました。しかし、同時にそれは不幸な時代の幕開けでもありました。彼らはたまたまFXで勝ち続けた結果、それを己の実力であると錯覚して、2008年には多くの損失を被ることになったからです。

先日、僕の知人(というか弟)が「自分にFXを教えてほしい」と依頼してきました。なぜこんな時期に…とも思ったのですが、どうやら彼はFXを 「楽して儲かる」 ものと勘違いしていたようなのです。なるほど、FXには数多くの幻想がつきまとっています。少ない元手で簡単に大金が手に入る、株などを知らない素人でも出来る、何より仕事を辞めて自由な時間が手に入る…。
まあ、まったくの的外れではないのですが、FXでそれなりに高いパフォーマンスを確保して、ましてや生活していけるだけの安定的な収入を得ていくには、市販の「FX入門書」を読んで、なんとなく始める程度では、まず不可能といってよいでしょう。

それでは、なぜ当時(2005〜)は、ずぶの素人がああも簡単に勝ち続けることが出来たのでしょうか。そもそも、FXは元手の資金をそれほど必要としません。FXには「レバレッジ」といい、元手10万円を証拠金として預けることで、その100倍=1000万円規模の取引が可能なルールがあるわけです。そして、そこに「スワップポイント」という独自の魅力が加わります。
スワップポイントとは、取引を行った際の2通貨の金利差のことで、たとえば金利0%の通貨と金利10%の通貨で取引を行った場合、その差10%分もの差額分だけ自らの収入となり、毎日スワップポイント分の受け取りが発生します。
しかし、これらは2国の通貨に金利差があって初めて実現する類のものです。2008年9月のリーマンショック以降、アメリカを始め各国がこぞって自国の政策金利を下げてきたことは我々の記憶に新しいでしょう。日本円の金利0%、米ドルの金利0%…このような状況下では、スワップによる恩恵は望むべくもない。2008年末は、多くのFXトレーダーが悲鳴をあげました。(僕の従兄弟から聞いた話ですが、彼の友人もFXで一夜にして500万円の損失を被ったといいます)

ともあれ、FX専業のトレーダーとして生活していくことは非常に難しい。だって、本当に誰でも簡単に大金が手に入るのなら、金融のプロといわれている証券会社の社員たちが、片っ端から会社を辞めて独立しているはずでしょう。にもかかわらず、証券会社で年収1000万とか稼いでいる人たちが辞職しないのには理由があります。つまり、FXは金融のプロだからといって必ずしも勝てる類の商品ではないということ。
まあ、証券会社の兄ちゃん達は、いまだにデリバティブを開発して高利回りの危険極まりない金融商品を「必ず儲かりますよ」といった甘い言葉で、そこらへんの素人資産家に売っています。誰もそれを詐欺とは咎めません。信じられない話ですが、銀行にしろ証券会社にしろ、金融機関というのは「お客様の利益になる金融商品」を売るような輩では決してなく、「我が社の利益になる金融商品」をお客様に売りつける、正統派セールス軍団なわけですね。話がそれましたが、FXは金融の知識があるとか、高学歴だからとか、その程度のバックグラウンドだけで儲かるようなものではありません。

では、FXで稼いでいくためには何が必要か?
こういうと陳腐に響きますが、やはりそれは「才能」ということになるでしょう。 才能、資質、あるいは性格といってもよいかもしれません。少なくとも、努力さえすればFXで儲かる!なんてことは有り得ません。僕は、やはり世の中にはトレードに向いている人とそうでない人が存在している…そう思うのです。漠然としていますが、少なくとも若いうちから結婚をして、子供をつくり、一戸建て購入やらで住宅ローンを支払う毎日に追われる…、そういった“至極まっとうな性格”の人は、FXに限らず、株・外貨などのトレード全般に向いていないように思えます(もちろん例外もありますが)
妻子、マイホーム、あるいは経営している会社と、そこで雇っている従業員たちの人生。たった1人でそこまで多くのものを背負っている人生は相当なプレッシャーでしょう。一方で「失うものがない」というポジションにいるだけで、トレーダーはメンタルにおいても圧倒的に有利なのです。ある経済学者が自著のなかで「男にとって妻子とは不良債権である」という、けしからん記述をしていましたが、トレードで勝っていくためには、そのくらいの“リアリズム”が、あるいは必要なのかもしれませんね。

さて、僕は1日の勤務時間のおおよそ9割を株・FXなどのトレードに、残りの1割を個人事業としてWEBサイトやら情報収集に費やしています。毎朝起きたい時間に起きて、好きな時間に仕事をして、休日は自分で決めることが出来る。こんな具合に、今のところはそれなりの生活をしていけているわけですが、このスタイルで何十年もやっていく自信が僕にはありません。
来年度からはちゃんと従業員も雇って、僕も真っ当なサラリーマンにならなくてはな…と、そう心に決めています。
今の僕のような生活を、ある人は羨ましいと言います。しかし、人生はそんなに甘くはない。それが誰であれ、人生は苦しい思いをしたぶんだけ、楽しいことが待っているもの。逆もまた然りなのです。いま、自分はものすごい勢いに乗っていて「我に敵なし」、そう思うときこそ、立ち止まって足元に注意をしなければなりません。己を過信するなかれ。どのような時も他人に感謝すること、それが一番大事なのだと、自分に言い聞かせています。

 
posted by 岩淵元紀 at 23:34 | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

ニューヨークを歩く(写真篇)

それでは、前回に続きニューヨーク旅行(写真篇)です。ご存じのように、ニューヨークという街は観光目的と言うよりも、ショッピングやエンターテインメント、そして食事を楽しむための街です。とはいえ、タイムズスクエアやエンパイア・ステート・ビルディング、リバティ島は外国人観光客で溢れていましたが…。ちなみに今回のNY旅行で日本人はほとんど見かけませんでした。あと、僕が出会った日本語会話のできるニューヨーカーもホテルのボーイだけでしたね。(レストランやショップの店員は、まず日本語は話せないのでご注意)
日本人が英語の勉強を始めると「自分の英語力を試したい」という欲求に駆られて、僕みたいに海外旅行へ行ったりするのですが、日本語を話せるアメリカ人も同様、彼らも日本語でコミュニケーションしたいという欲求があるわけです。だから、彼らは日本人を見かけると自ら日本語で話しかけてきます。
 

自由の女神01 自由の女神02
<自由の女神:リバティ島>


ウォール街01 ウォール街02
<金融街:ウォールストリート>


ニューヨーク証券取引所 フェデラルホール
<ニューヨーク証券取引所とフェデラルホール>


WTC跡地01 WTC跡地02
<ワールド・トレード・センター跡地>


ワシントンスクエア01 ワシントンスクエア02
<ワシントン・スクエア・ガーデン>


ブルックリン01 ブルックリン02
<ブルックリンブリッジは歩いて渡れる>


マディソン01 マディソン02
<マディソン・スクエア・ガーデン>


エンパイア01 エンパイア02
<エンパイア・ステート・ビルディングと展望>


グランド・セントラル01 グランド・セントラル02
<グランド・セントラル・ターミナル>


クライスラー01 クライスラー02
<クライスラー・ビルディング>


国連01 国連02
<国連本部>


ロックフェラー01 ロックフェラー02
<ロックフェラーセンター:プロメテウス像>


ラジオシティ NBCスタジオ
<ロックフェラーセンター周辺にて>


パトリック聖堂01 パトリック聖堂02
<セント・パトリック大聖堂>


タイムズスクエア昼01 タイムズスクエア昼02
<昼間から混雑しているタイムズスクエア>


カーネギー01 カーネギー02
<カーネギーホール>


セントラル01 セントラル02
<時間がゆっくり流れるセントラルパーク>


セントラル03 セントラル04
<パーク内では多くのパフォーマーが>


ダコタアパート イマジン碑
<ダコタ・アパート:イマジンの碑>


メトロポリタン01 メトロポリタン02
<メトロポリタン美術館>


自然史博物館01 自然史博物館02
<アメリカ自然史博物館>


NY夜景01 NY夜景02
<ルーズベルト島からの夜景>


ソーホー チャイナタウン
<ソーホー(左):チャイナタウン(右)>


ハーレム01 ハーレム02
<黒人が多いハーレム地区>


コロンビア大学01 コロンビア大学02
<コロンビア大学にて>


トランプタワー アバクロンビー
<トランプタワーの真横に流行のショップが…>


タイムズスクエア夜01 タイムズスクエア夜02
<夜のタイムズスクエア>


マンマ・ミーア01 マンマ・ミーア02
<マンマ・ミーア!ABBA好きにはお勧め>



というわけで、無事帰国。やはり日本に戻ってくるとすごく寂しくなってしまう。来月はロンドン再訪か、ロサンゼルス。あるいはラスベガス辺りに行こうと考えております。 ロンドンは弟の家に宿泊できるから安上がりなんだよなー。

 
posted by 岩淵元紀 at 23:07 | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

ニューヨークを歩く(食事篇)

今回のNY旅行中に食べた料理のなかで最も印象に残った料理が「ピータールーガー・ステーキハウス」のTボーンステーキだった。以前、誰かは忘れたけれど評論家が世界5大美食都市と銘打って 「ナポリ、パリ、東京、京都」 そして「ニューヨーク」を挙げていたが、確かにそれは美食都市に違わぬ美味しさであった。
ピータールーガー・ステーキハウス(以下:PLS)は、ニューヨークのブルックリンという街にある。日本人旅行客がニューヨークで宿泊する場合はほとんどがマンハッタンなので、PLSは少し距離が離れているけれど、マンハッタン自体が歩いてまわれる規模なわけだから、宿泊先からPLSまで徒歩で行けなくもない。まあ、疲れるから嫌だという人はタクシーで行くか、あるいは地下鉄に乗ってマーシーアベニュー駅で降りればいいだろう(マーシーアベニュー駅からPLSに向かう途中、店舗の大きな看板があるから迷うことはない)
 
PLSは現地在住の日本人にも人気のステーキ店で「世界一美味しいステーキハウス」なんて言われている。まあ、幾分の宣伝要素はあるのだろうけれど、そう呼ばれているのだから味には相当自信があるのだろう。ちなみに旅行ガイドブックによると「ディナーは予約必須」だそうだ。僕がPLSに行ったのは午後4時頃。店に入ると数人のウェイターがいたので「予約は必要ですか?」と聞いたら「大丈夫ですよ。テーブルにご案内します」とのことであった。予約なしでもなんとか座ることが出来たわけだ。まあ、それでも空いてたのは2、3席くらいだったけれど。 今回、僕が注文したのは 「SINGLE STEAK」 である。昼食抜きでお腹を空かせていたから大丈夫だろう…そう思っていたら出てきたのは、ものすごい量のステーキ。日本のファミレスで出されるステーキの3倍くらいの量である。話には聞いていたけれど…、アメリカ人の胃袋ってどうなっているんだ?
しかし、不思議なことにみるみるお腹に入っていく。…美味い! 世界一美味しいか美味しくないかは個人の判断によるところだが、少なくとも僕が今までの人生で食べたステーキのなかではダントツである。以前、山形で食べた米沢牛も捨てがたいが、僕はこっちの方が好みだ。
ちなみに、僕は肉料理を食べる時はどうしても白米がないと食が進まないのだけれど(パンで食べる習慣なのか)PLSにはライスがない。にもかかわらず気がついたらぺロり、あの量を見事にたいらげてしまったよ。


ピータールーガー01 ピータールーガー02



さて、先日もすでに書いたことだけど、PLSと並んで印象に残っている料理店が「Hooters」である。それも出された料理にではなく、お店のサービスにだ。 「Hooters」の何がすごいって。店のウェイトレスが全員美人で、しかもナイスバディ。そんな彼女達がタンクトップにショートパンツという挑発的な制服で、胸をユサユサと揺らしながらテーブルへやってくる。 …と、ここまで書いて「ちょっとエッチな感じのお店」という印象を与えてしまうかもしれないけれど、そんなことは全くない。「Hooters」は家族連れも多いし、女性客も気軽に入れる、アメリカ国内では有名なチェーン店なのだ。このコンセプトがいかにも「アメリカ」らしくて、僕は随分とこの店が気に入ってしまった。ただし、日本人が初めて入店するには、ちょっと勇気がいるかもしれない(しかも、僕みたいに一人旅だと尚更…)

僕が店に入ると、7人くらいのウェイトレスが横一列に並んでいて 「きょとん」 とした顔で僕を見つめていた(まるで宇宙人でも発見したみたいに) …そして、一瞬止まったかのように思えた時が再び動き出し、ウェイトレスの1人が僕をテーブルに案内してくれた。彼女は自分の名前を書いたペーパーを僕に渡した。どういうことだろう?と思っていたら、店の奥の方から女性の名前を大声で叫んでいる男性客が…。なるほど、何か用事があるときは彼女の名前を呼べばいいんだな。それにしても、こんなコンセプトのレストランは日本では実現不可能だろう。彼女達はとてもフレンドリーなんだけど、僕のことを“子供”だとなめているのか、あるいは“店の方針”なのか、胸元をわざと見せるような姿勢で注文を聞いてくるではないか。くそ、なんてこった。これがアメリカか!
食事を終えた後、僕が「あなたと一緒に写真を撮りたいんだけど」と頼むと、彼女は快く引き受けてくれた。なんたって、こっちは図々しい観光客である。とまあ、こんな具合で食事よりもウェイトレスとの談話に夢中になってしまって、料理そのものの写真撮影をすっかり忘れていた。恐るべし、Hooters !!


フーターズ01 フーターズ02


 
posted by 岩淵元紀 at 20:25 | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

ニューヨークを歩く

「一人で旅行なんかして楽しいの?」 そう聞かれるたびに「わかってないなぁ、キミ達」と思うんだけど。美術館にカップルや団体で来る人達を見るたびに「わかってないなぁ、キミ達」と思うようにね。絵画などの芸術作品を鑑賞するのに、相手のペースに合わせてたってしゃーないでしょう? 旅だって同じだ。どんなに気の合う人と行動を共にしたとしても「ちょっと待っててね」とか、常に相手に配慮しないといけない。けれども、一人旅だと全ての時間は自分の思うがままだ。…自由。それが一人で見知らぬ地を旅することの醍醐味である。
まあ「見知らぬ地」といっても、今回はニューヨークへ1週間行ってきただけなんだけど。もちろん英語学習のため(←ここを強調しておく!!)です。さてさて、なにはともあれ、例によって旅の足跡を記していきましょうかね。


地下鉄〜自由の女神(リバティ島)

ニューヨークへ来たのは初めてで、もちろん「サブウェイ」も初めて利用した。マンハッタンの地下鉄に切符というシステムはなく、その代わりにメトロカードと呼ばれるカードを購入して、乗車するたびにカードにチャージした金額が引かれていく。一回の乗車で引かれる金額は2ドル程度だから、ロンドンのチューブに比べたら圧倒的に安い(しかも、距離に制限はない)

NY旅行01さて、初日はマンハッタンの南側 (ロウアー・マンハッタン) から攻めていった。 やはり「自由の女神」を見ずにしてニューヨーク旅行記などとは語れないのである。僕が宿泊していたホテルはマンハッタンのミッドタウンにあったので路線1でダウンタウン方面サウスフェリー駅まで進む。そこからさらにフェリーに乗って、自由の女神像があるリバティ島へ。遥か彼方に見えていたブロンズ色の女神像が徐々に近づいてきたぞ。
…おお…おお…これは…!!
思っていたより小さい!? 僕の頭の中では、自由の女神像ってものすごく巨大なもんだと想像が膨らんでいたんだけれど、全長50メートルくらいの大きさでわりとコンパクトな印象を受けた。

まあいいや。ここでフランスから来た夫婦に写真撮影をお願いした。そうそう、この像をアメリカに友好の証として贈ったのもフランスだ。パリにエッフェル塔ってのがあるんだけど、エッフェル塔の制作者と同じ技師が自由の女神の制作に加わっているという。


ウォール街〜WTC跡地

リバティ島からマンハッタンに戻ったら、ウォールストリートへ行かねばなるまい。世界金融の中心地である。ニューヨーク証券取引所の内部では鐘の音を合図として連日白熱したトレードが行われている。ちなみにウォール街のウォールと言うのは、マンハッタンに初めて入植したオランダ人が、原住民やイギリス人等から攻撃を防ぐために、この場所に防壁を築いたことからそう呼ばれているらしい。
NY旅行02

もう1つ。ロウアー・マンハッタンで見ておきたかったのが9・11同時多発テロの被災地となったワールド・トレード・センターだ。実はWTCは9・11以前にも、1993年に爆破テロの標的になった経緯があり、もともといわくつきの物件でもあった。今は復旧作業の真っ只中で、2012年には全米で最高の高さを誇るタワーが完成する予定だとか。


ブルックリン橋〜世界一美味しい…?

NY旅行03旅行初日の夕食は、あの「世界一美味しいステーキ」にする予定だ。
夕方くらいにブルックリンに行けば間に合う程度の進み具合だったので、少し北のワシントン・スクエアまで足をのばす。ワシントン・スクエアは昼間っからものすごい人の数である。みんなベンチに座って食事をしたり、ギターを弾いたり、思い思いの昼休みを楽しんでいた。

ちなみに僕は昼食抜きだ。なぜかって、お腹を空かしておかなければならないでしょう。なんたって夕食には…そう、世界一美味しいステーキが待っているのだ。
午後2時、ここもまた観光名所の1つであるブルックリン・ブリッジをマンハッタン側からブルックリン側へと徒歩で進む。「世界一美味しいステーキ」を出してくれるお店はブルックリンにあるのだ。その名もピーター・ルーガー・ステーキハウス!
(…BTW、散々ひっぱっておいて申し訳ないけれど、ピーター・ルーガー・ステーキハウスについては後日「食事篇」という感じのタイトルで別記事を作るので、ここでは敢えて書かないでおきます。こうご期待!?)


MSG〜エンパイア・ステート・ビルディング

2日目は主にミッドタウン、マンハッタンで一番賑やかな地域を中心にまわった。例によって早朝から地下鉄に乗りマディソン・スクエア・ガーデンへ移動。この建造物は地下にペンシルヴァニア・ステーション、そしてスポーツからサーカス、コンサートなどのエンターテインメントまで、幅広いジャンルのイベント開催場所として知られている。
MSGから東へ進むとマンハッタンのランドマーク(象徴)とも言えるエンパイア・ステート・ビルディングが見えてくる。もちろん、ここの展望台へ行かずにニューヨークは語れないだろう。エンパイア・ステート・ビルディングの展望台からは近くはクライスラー・ビルディング、メットライフ、遠くはニュージャージー、ブルックリンまで見渡すことができた。
NY旅行04

話は変わるけど、展望台チケット売り場でスーツを着た背の高い黒人が「Japanese?」と訪ねてきた。僕が「そうだ」と答えると彼は突然「おっぱっぴー!」と叫び「そんなの関係ねえ」のダンスで僕を挑発してきた。やれやれ。僕は仕方なくまわりの外国人観光客が注目するなか、彼と一緒に「そんなの関係ねえ」ダンスをしてあげた。うーむ。…いや、こういうのは決して嫌いじゃないよ(笑)こういうノリが好きなんだ、アメリカ人の。近いうちにエンパイア・ステートへ行く予定がある日本人の方は、彼にも注目してあげてください。チケット売り場の辺りに構えておられると思いますよ…。


グランド・セントラル駅〜国連本部

NY旅行05エンパイア・ステートからの景色を堪能した後、北へ進みグランド・セントラル・ターミナルへと向かう。この駅は何度もドラマや映画の舞台になっていて、最近は YOU TUBE でこんな「面白い映像」も見つけたので紹介しておこう。
駅の近くにはアール・デコ建築の代表的高層ビルであるクライスラー・ビルディングがある。

クライスラー・ビルディングは、てっぺんの尖塔部分が実に印象的だ。もちろんここは、あの自動車のクライスラーに関係していて、もともとはクライスラーの本社ビルでもあった。エンパイア・ステート・ビルディングが完成するまでは、マンハッタンで一番高い建造物でもあったらしい。グランド・セントラルからさらに東へ進むと国連本部がある。ここでは5000人ほどの国連職員が働いていて、道路沿いには加盟国の国旗が順にたてられている。


ロックフェラーセンター周辺

国連本部から、再びミッドタウンの中心部へ戻り、タイムズ・スクエア、ロックフェラーセンターといった、ミッドタウンの中でもさらに人通りの多い区域をブラブラ歩いた。タイムズ・スクエアは昼と夜とでは全く違う顔(景色)を持っているんだけど、それは後ほど記すとしよう。ロックフェラーセンターは、言わずもかなミッドタウン観光の拠点であり、全長約3kmほどの巨大なショッピング街でもある。
NY旅行06

黄金色に輝くプロメテウス像の前には、ニューヨーカーが気兼ねなく参加できるスケートリンクも設置されていて、彼らの滑りを見ているだけで時間を忘れてしまう。また、こんな賑やかな場所に一際目立つ教会も建っている。このセント・パトリック大聖堂は、全米最大のカトリック系教会で、内部の写真撮影までオーケーなのだ。


元気のいい巨乳レストラン

Mamma Mia!やオペラ座の怪人などミュージカルで知られるブロードウェイを北上すると、世界でも最も有名なコンサートホールの1つであるカーネギーホールに辿り着く。しかし僕の興味はカーネギーホールではなく、すでに「とあるレストラン」に向けられていた。 カーネギーホールから少し歩いたところに、 それはあった。

NY旅行07この写真のレストランは決していかがわしい店ではない。アメリカでは結構有名なチェーン店…。
その名も 「Hooters」 だ!
胸元をばっくりと開けた白のタンクトップにショートパンツといった制服。そう、ここのウェイトレスは美人であること、そして巨乳であることが条件で、そうでないとウェイトレス採用試験で落ちてしまうのだ。

あなたは「キャバクラ」や「メイド喫茶」と同種のものではないかと想像されるかもしれないが、そうではなくて「Hooters」は列記としたファミリーレストランである。なんたって、こんなお色気むんむん男性顧客狙いレストランにも、家族連れのニューヨーカーが気軽に来るくらいなんだから(女性もフツーに来てました)
ここは昨日のピーター・ルーガーと同様に、今回のニューヨーク旅行で絶対に行きたかった店でもある。


セントラルパーク探訪

本日はニューヨーカーにとって憩いの場所であるセントラルパークを中心に歩いていく。写真はシープ・メドウという広場で、何十年か前まで実際に羊を放牧していた土地でもある。平日(今日は水曜日だ!)の昼間っから、みんなキャッチボールをしたり、フリスビーをしたり、読書をしたりと……アメリカのこういう風景を見ていると本当に落ち着くと言うか…、日本人はいかんせん働きすぎなんじゃないのかと疑問に思ってしまう。NY旅行08

セントラルパークには「憩いの場」以外にもいくつかの顔がある。ひとつはビートルズのジョン・レノン縁の地であること。僕が個人的にビートルズのあらゆる楽曲のなかで最高傑作と思っている「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」にちなみ、実際にセントラルパーク内にはストロベリー・フィールズと呼ばれる場所がある。そして、パークの西側にはジョン・レノンが射殺された現場でもあるダコタ・アパート。ここはジョン・レノンとその妻、オノ・ヨーコが暮らしていた高級マンションなのだ。

NY旅行09セントラルパークの東側にはメトロポリタン美術館、そして西側にはアメリカ自然史博物館という、 これまたニューヨークへ訪れたなら絶対見ておきたい2大ミュージアムがある。
メトロポリタン美術館は、イギリスの大英博物館、フランスのルーヴル美術館と並び、世界でも最高クラスのコレクションを誇っている。

有名なところでいうとフェルメールの「水差しをもつ若い女」やレンブラントの「ホメロス胸像を眺めるアリストテレス」などなど。館内は一部写真撮影オーケーな場所もあった。
パーク西側、アメリカ自然史博物館は映画「ナイト・ミュージアム」の舞台になったことでご存知の方も多いだろう。この博物館を訪れる前に映画を見ておくと、とても楽しめると思う。館内は写真撮影オーケーというサービスっぷりで、1階にある巨大なクジラの模型、それから4階のティラノサウルスは圧巻であった。


男一人で夜景を眺める…

まあ、こういう時はカップルのほうが良かったんだと思うけど…。
ニューヨークといえば世界屈指の美しい夜景として知られる。セントラルパークから東へと進み、地下鉄でルーズベルト・アイランド駅へ向かうとマンハッタンからクイーンボロ・ブリッジを隔てて、そこはナイト・ビューのベストスポット「ルーズベルト島」である。
NY旅行10

このルーズベルト島と、ブルックリン、それからエンパイア・ステート・ビルディングの屋上から眺める夜景なんかが最高だと…、旅行ガイドブックはそう訴えていた。
日没前、空が薄らと暗くなるころから徐々にマンハッタンのビル群が明かりを灯し始める。まわりはカップルだらけかと思いきや…誰もいやしない。アイランド駅前に、ちょっとやばそうな兄ちゃんがビラを配っているくらいで、人通りがものすごく少ない。そういえば、今回の旅行ではもっと日本人とかアジア系を見かけると思ったんだけど、今のところ全然会ってないな。白人と黒人ばっかりだ。


ソーホー〜チャイナタウン

今朝も7時に目が覚めてしまった。仕方ないからタイムズスクエア辺りまでブラブラ歩いてみた。早朝だというのに人が多いね、この周辺は。 …さて、本日はロウアー・マンハッタンのちょいと北部にあるソーホーへと足を運ぶ。

NY旅行11ソーホーは基本的にはショッピングを楽しめる地域なんだけれど、ミッドタウンに比べるとさすがに廃れている。世界恐慌の時代以降、この区域は大規模な倉庫街として使われていて、今では家賃が安いために色々な人種の人がこの街に住んでいる。
ソーホーから少し南東へ進むとしだいに空気が生臭くなってくる。
チャイナタウンだ。

ここでは白人をほとんど見かけなかった。通りには魚、野菜、果物など食材店がずらーっと並んでいて、同じマンハッタンに居ながらまるで別の世界である。僕的には、もっとこう横浜の中華街みたいな雰囲気を想像していたんだけど、それとも違う。なんというか生臭い(笑)
食材の臭いが街のいたるところに充満しているのだ。


世にも危険な?ハーレム地区

ニューヨークでも治安の悪さで有名なハーレム地区。旅行前にテレビで見た銃撃戦の映像が僕の頭から離れない。
135丁目駅で降りた途端、なんとなく空気が違うんだ。人通りがものすごく少なく、たまに見かけるのは黒人ばかり。白人はほとんど見かけないちょっとコワイ町、それがハーレム地区である。
NY旅行12

今だから言えるけど、僕みたいな日本人がノコノコと一人で行くような場所ではなかったと思う。せめて2人組で行くべきだった(というか、旅行ガイドブックにも単独行動は危険て書いてあるじゃないか…帰国後に気付いたわ!)
もちろん、ハーレム地区にも賑やかな所があって、その辺りでブラブラするなら問題はないかもしれない。しかし、なぜか僕は人通りの少ない路地にひょいひょいと入っていってしまったのだ。最高に怖かったのは、通りを歩いていたら4人の黒人に囲まれて 「take a picture」 を連呼されたことだ。連中は俺のことを観光客だと見抜いていて、写真撮るかわりにチップかなんかを頂戴しようくらいに思っていたのかもしれないが、もうそこまでフォローする余裕が俺にはなかった。こっちは英語を喋れないフリをしてさっさと逃げた。ひたすら歩いて、歩いて、歩いて、そして「コロンビア大学」に辿りついた。経験者の立場から言わせていただくと、ハーレム地区は日本人観光客は単独行動を避けたほうがいい。ほんとに。


ショッピング〜ミュージカル

最終日。マンハッタンの観光場所をほとんど見終えた僕は、ブラブラと買い物でもすることにした。インターネットで調べて、ニューヨーカーの間で人気沸騰中の洋服店アバクロ(トランプタワーの真横にある)などで適当に洋服を購入。まあ、僕は基本的に服なんて着れれば何でもいいと考えている人間なので、どのブランドが良いとかはサッパリわからんかったけれどね。買い物をした後は近くの近代美術館(MOMA)でピカソやセザンヌなどの絵画を鑑賞、夜はタイムズ・スクエアへと足を運ぶ。
 
NY旅行13今夜は「Mamma Mia!」を予約しておいたのだった。実を言うと僕はミュージカルにあまり期待していなかった。ニューヨークへ来たら絶対ミュージカルを観たほうが良い…みたいなことを、旅行ガイドブックがしきりに書いていたので「そこまで言うなら…」という程度の気持ちで「Mamma Mia!」の席を予約しておいたわけだ。

期待は良い方向に裏切られた。もしも僕がこの「Mamma Mia!」というミュージカルを観ないでニューヨークを後にしていたら、僕はこの街の最も感動的な部分を体験しないまま帰国してしまったということになるだろう。それはもう素晴らしい、最高のエンターテインメントだった。
(※以下、ちょっぴりネタバレがあるので注意されたい)
「I have a dream …」 1人の女性の歌声からこの物語は始まる。「Mamma Mia!」自体はお涙頂戴の感動的なお話ではなく、ちょっとしたコメディだ。ところどころで挿入されるABBAのヒットソング、特に序盤で起用された「Money, Money, Money」は鳥肌もの。ラストには代表曲である「Dancing Queen」を、観客総立ちで一緒になって歌って、踊る。拍手がいつまでも鳴り止まない…、本当に素敵な瞬間だ。

ニューヨークはいい街であった。料理も美味しいし、ニューヨーカーは毎晩こんなエンターテインメントを堪能できるのかと思うと、とても羨ましい。この次ニューヨークへ行ったら、ストンプ、オペラ座の怪人、ライオンキング、片っ端からミュージカルを観るつもりだ。そんなささやかな夢を持ち、僕は帰国する。

 
posted by 岩淵元紀 at 02:57 | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする